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関連付けた単語同士を繋げてみよう

皆さんは記憶力に自信がありますか?英単語や数式を沢山書いて覚えたり、または音読して覚えたり、人によって様々な記憶術があります。各々やりやすい記憶術があるとは思いますが、心理学的理論では「記憶」という一つの単語にも、三つの段階があるのをご存じですか?今回はそんな三つの段階から、より多くの内容を具体的に覚えていられる記憶術の一つを心理学的観点からご紹介します。


三段階の「記憶」と「記憶」の種類


前述の通り、心理学の世界には「記憶」の中にも三段階存在します。それは、①記銘(覚える)②保持(覚え続ける)③想起(思い出す)です。我々は情報を上手く活用する為に、この三段階を経ているのです。
また、「記憶」にも種類があります。まず、感覚記憶です。こちらは短い間のみ活用される記憶で、主に五感から得た知識になります。そして、この感覚記憶はやがて短期記憶へと書き換えられます。こちらは、感覚記憶よりも長く30秒程保持されます。短期記憶へと書き換えられたものをより鮮明に覚えるべく、何度も声に出してみたり、文字を追ってみたりすることでようやく長期記憶へと移り替わるのです。そしてなんと長期記憶に移り変わった情報は、半永久的に保持されるのです。
つまり、大人が子供の頃の記憶を「覚えていない」のではなく、ただ「思い出せない」だけなのです。その裏付けとして、大人になってもヒントがあれば思い出せるものは沢山あると思います。


長期記憶を活用しよう


学習に役立てるために、長期記憶は活用したいものです。その為には、「知識を関連付ける」ことが大切になります。例えば、「江戸幕府」「参勤交代」「徳川家光」等バラバラの知識として覚えるのではなく、「徳川家光が他大名の謀反を阻止するために参勤交代を命じた」等知識同士を繋げて記憶することで、学習は深まります。これはどの教科にも応用できる内容ですので、是非バラバラで覚えるのではなく関連付けて覚え、大人になっても「想起」出来るようになりましょう。

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