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成績が上がらない「バカキャラ」の負の連鎖
成績が上がらない負の連鎖に陥っていませんか。勉強しているのになかなか成績が上がらない。成績が上がらず友達からバカにされる。そんな、いわゆる「バカキャラ」になってしまっている人は成績が上がらない「負の連鎖」に陥っているかもしれません。
今回、心理学で証明されている3つの効果について話していきます。負の連鎖に陥っている理屈を理解して一緒に脱していきましょう。
➀プラセボ(プラッシーボ)効果
プラセボ(プラッシーボ)効果は別名「思い込み効果」と言われるものです。新薬の実験では、「薬」と言って「新薬」と「偽薬」(治療効果の全くないもの)をそれぞれのグループに投与することで有名です。なぜならば、偽薬を投与されたとしても、被験者が薬であると思い込むことで実際に病気が治ることがあるからです。
勉強においても、「バカキャラ」認定をされてしまい、「自分は勉強ができない」「自分は頭が悪い」と思い込むことによって、実際はそうでないのに、勉強ができなくなってしまいます。
②ピグマリオン効果
プラセボ効果は、思い込み効果で、自分が思い込んだとおりになってしまうというものでしたが、ピグマリオン効果は別名「期待効果」と言われ、周りが思っている(期待している)ようになってしまうというものです。周囲の人が「あの人は勉強ができる」と思っていると思われた方はさらに勉強ができるようになります。勉強ができる人はより勉強ができるようになるという、正のスパイラルです。
③ゴーレム効果
ゴーレム効果はピグマリオン効果の逆で、いうなれば「負の期待効果」です。周りの人が「あの人は勉強ができない」と思うと、思われた方はさらに勉強ができなくなってしまいます。つまり、「バカキャラ」になってしまうと、ゴーレム効果によってより勉強が苦手になるという負の連鎖です。
ゴーレム効果やプラセボ(プラッシーボ)効果によって、負の連鎖に陥ってしまった場合どうすればいいでしょうか。どうすればピグマリオン効果による正のスパイラルに乗せることができるでしょうか。
実は私も中学3年までいわゆる「バカキャラ」でした。試験の後には友達によく点数を聞かれました。自分より点数の低い人を探して安心したいのでしょう。中3の夏ころから塾に通い始めちゃんと勉強していましたが、バカキャラではなくなったのは高1の夏ころ、1年近くかかりました。
長くなってしまいますので、次回「バカキャラ」を脱する方法について書いていきます。
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